写真、贈るね。

つれづれ日記。日常のグチや出来事などを書いてます。

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たらいま~&写真あーーーーっぷ!!

さぶさぶさぶっ。

つらららら~

コブタ、昨日無事に生還した。そんでさっそく旅路景に写真をあっぷしたので見てけろ。さてさて、今回のプチ旅行、いや、プチ旅行というにはもったいないくらいの旅はもう命がけであった。行き先は福島県の大内宿でございまふ。当日夜中3時に出発、現地には7時半に到着したのだけど、そこにたどり着くまで大変な思いをしたのだ~!!ええ、これからそのお話をしまふよ。大内宿は今となっちゃ有名な観光地でありまふが、彼が17歳の頃に行った時は観光地でもなんでもないただの集落だったそうな。コブタ、体調絶不調の中、ゲロ袋を手に握り、いざ出発。何事もなく平和に福島入りを果たしたのだが、そこで思わぬ光景に出会う。雪だ。コブタ、予想もしていなかったので大いに驚く。彼は予想していたと言うが、タイヤは夏のまま。もちろんチェーンなどない。山道を進むにつれてどんどん雪深くなっていく。回りは銀世界に変わり、雪がひゅんひゅん飛び散り、それはそれは寂しくて孤独な風景だった。と、ここから地獄の山越えスタート。今となっちゃ、普通に笑えるけど、あの時はほんとに死にそうになって危なかった。凍結で道路つるっつる。彼は運転がうまいのでブレーキをかけずにハンドル操作をしていたけど、普通の
人だったら崖に落ちるか対向車線にはみ出して激突か、どちらかで死んでいただろう。彼も冷静に凍結と戦っていたけど、実はとても焦っていたらしい。とにかくスリップが激しくて車がくるくる回っちゃいそうな勢いで山道を下った。対向車線を走る車が来た時なんかほんとに激突しそうになり、コブタ、まぢで泣いた。うわんうわん半べそかきながら手が震えて彼にしがみつく。ゲロを吐くどころぢゃない。これはゲームの世界ですぞ。ぶっつかったらゲームオーバー。文章では表現出来ない恐ろしさだ。そしてやっとの思いで大内宿到着。雪がどっぷり積もって普通の靴ではびしょぬれになってしまう状態。しかーし!!コブタと彼は長靴を持っていたのだー!!さっそく長靴に履き替え、いざ出動。誰もいない大内宿の雪景色を二人占めだ。まだ足跡の着いていない雪道を最初に歩いたのはコブタと彼である。まさか雪の大内宿を見れるなんて思ってなかったコブタ、大興奮。さっきの半べそはどこへやら。誰も来ないうちに写真を撮りまくり。そして午前9時過ぎ、きたきたきた。ツアーの観光客が大勢で固まってやってきた。おおやだ。もうこうなったら撮影は終了。ツアー客は長靴も履かずに雪の中を歩いていた。そんな感じでどんどん人ごみと化して路面の雪は溶けて、ぐちゃぐちゃ。とても写真なんて撮れる状況ではない。そんな中、コブタと彼はおそば屋さんで一休み。ネギが箸代わりになっているおそばを食べた。コブタ、なかなかうまく食べられず手間どう。ところが彼は車の運転と同じでネギ使いも異様にうまい。つるつるとネギでそばをすくって食べていた。おなかいっぱいになったところでとことこ歩いて駐車場へ一旦引き返す。すると観光バスが次から次へとわんさか来ていてびっくり。と、ここで彼が突然「はい、みなさん、おつかれさまでした。大内宿に到着でございます」と添乗員さんのモノマネをし始めて、それがおかしいのなんのって。おもしろくておもしろくて仕方がなかったので何度もやってもらった。駐車場でひとまず休憩。暖房もつけずに寝てたらさぶくて寝れず。そして13時に再び大内宿へ。もうそれはすごい人ごみ。お土産を買っていざ退散。あ、あっぷした写真の最後に載せてあるのがお土産のカップでございまふ。お店のおかみさんが手書きで紙に「夢はいつかかなうもの」とメッセージを書いてくれた。カップはそのお店のオリジナルで、ご主人が作っているものらしい。「今日は珍しく雪が積もったのよ、11月に降る雪はすぐに溶けるんだけど、今朝は一番いい景色だったかもしれない、今日は11月22日、いい夫婦の日なんですって」と教えてくれた。午後15時。大内宿から少し離れた旅館「清水屋旅館」に到着。老舗でなかなかいい感じ。部屋が異様に広くて暖房が効かないくらい。窓の外を見ると線路が見える。二両編成の電車が汽笛を鳴らして走っているのが聞こえる。風情があってこれまたいい感じ。夕飯もおいしくいただき、お風呂へ。湯船で三重県に住んでいる人と話をした。旦那さんが福島に単身赴任になるそうで、大変だと言っていた。三重県の言葉はイントネーションがいい。翌日は朝、青空が広がったものの、すぐに雨。せっかくだから喜多方へ行ってみようかということになったが、行く途中にガススタンドがなくてガスが足りないため、引き返した。(彼の車はガソリンではなく、ガスである。)そして帰りに寄った、高速道路のパーキングで宇都宮餃子を食べていた時のこと。彼が「ブタを乗せたトラックが後ろにいるよ!」と教えてくれたので、コブタ、ダッシュ。そこにはこれから食肉センターへ連れていかれてしまうブタが何匹もトラックにいた。コブタ夢中でシャッターを切るが、切なくて、泣きそうになった。これは・・・こないだ映画で見た「ブタがいた教室」のPちゃんと同じ状態ぢゃないの。ブタは無邪気にぶひぶひ、なんだかうれしそうに鳴いている。そして行ってしまった。隣で一緒にブタを見ていた子供とおじさんが手を振る。おじさん、コブタとカメラをじーっと見つめる。車に戻って「ねぇねぇ、おじいさんがあちきのカメラをじっとみてたよ、撮りたかったのかなぁ」と彼に言ったら、「ブタがブタを撮ってたから珍しかったんぢゃないの?」と一言。ちょっと!ひどいぢゃないの!その後、栃木インターに降りて、ぽんぽこたぬきのおまんじゅう屋さんで1750円分無料券があったので、またまたぽんぽこを買って帰ってきた。帰りは赤羽から電車。今回のプチ旅行は大変に贅沢な旅だったと思う。あの雪の大内宿は撮りたくてもなかなか撮れるもんぢゃございまへんわよ。おーほほほほほ。まぁそれも彼のおかげでございまふ。

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