佐渡金山の暗いトンネルを歩いていた時のことです。お旦那さまが突然「指輪がないんだけど!」と言い出しました。え!!なんで?どこで落としたの?と言っても見当もつかないようで、そのまま長いトンネルを歩き続けました。不気味に動く蝋人形なんて目に入らず頭の中は指輪のことだけ。とりあえず見終わった後、車の中を探しましたが、見つかりません。仕方がないのでそのまま車を走らせて宿へ向い、約30キロ走った時点で、これまた突然お旦那さまが「やっぱり佐渡金山に戻って指輪を探そう」と言い出しました。その日に限って高い宿を予約していたので、早くチェックインしたかったのですが、閉館ギリギリで再入場。スタッフさんにもその旨を伝えて一緒に懐中電灯を持ってトンネルへ。地面をよく見ながら一生懸命探しました。が、結局見つからず、諦めて車へ戻り、宿へ向かいました。
するとまたまた突然お旦那さまが「もしかして!!!」と言い出し、車を止めて後部座席をいきなりドカーンとまるごと外し始めました。すると・・・!!
「あった!!!」という声が。さっき探したはずの車の後部座席の奥から出てきた結婚指輪。なんで?
お昼にカメラのレンズキャップを車に落として座席の隙間に手を突っ込んで探していたら指輪が抜けた模様。
なんだ~よかった・・・見つかるまで重い空気で二人とも無言だったので、一安心でした。
今ではこれもいい旅の思い出です。(見つかってなかったらいい思い出にならないけど)