写真、贈るね。

つれづれ日記。日常のグチや出来事などを書いてます。

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たらいま~

コブタ、戻ってきた。昨日の夜9時に。そんで、今日一日写真編集をしていた。今回は普通の編集ではないので時間がかかる。今週の土曜日くらいにアップするので、見てけろ。ああ、どこへ行って来たか、言ってなかったなぁ。金沢へ行ってきたのだー!車で。行き7時間、帰り9時間ですよ。どうだ、アホだろう。さてさて、この4日間、とてもハードで大変な取材活動だった。お天気は4日間ともおかしくて不安定で晴れることはほとんどなかったが、涼しくてよかった。この4日間の日記は一気に書けないので、今日は8月22日、23日の日記を書きまふ。長いので無理して読まなくてもいいっす。 8月22日(金)旅行前夜 本日、いよいよ旅行。待ち合わせ時間は、22時50分に池袋南口のお風呂屋さんの前。彼が5分ほど遅れて登場。さあ、金沢旅行の始まりだ。今回はさすがの彼も高速を使って金沢まで行く様子。伊豆の下田からは一般道で8時間かけて帰ってきたけど。車に乗ってからしばらくして、お腹が空いてしまったコブタ、お夜食に買った鮭イクラおにぎりを早速食べる。彼には生たらこをあげた。そして23時20分に高速へ。金沢は今までの彼との旅行では一番遠い。彼の車はガスで走るため、燃料を補給できるところが限られるので「低燃費安全走行モードで行く」とのこと。いつもと違ってゆっくり走っていてコブタ安心。 8月23日(土) 東京から、埼玉、群馬、長野、新潟、富山を通って石川県へ。途中、富山の糸魚川と言うところにある工場地帯が綺麗だった。富山と石川の県境のあたりで彼が眠くなったので、30分ほどお昼寝。5時40分に高速を降りて金沢の街へ。東京から仮眠の時間を入れて約7時間。480キロの道のりだ。最初に向かったのは兼六園。なぜ最初かというと、4時から7時までは無料開放していて入園料がかからない。コブタ、日本庭園にはあまり興味がないので、入ってみてつまらなければすぐに出てしまっても損をしないという作戦。入口には料金所に警備員のおじさんがいたけど無料で入れた。コブタはこういったところでは順番通り見て回らないのだけれど、彼の「団体行動を乱さない!!」という司令のもと、渋々、彼が事前にネットで調べて印刷してきた「兼六園堪能コース」の地図の順番通りまわる。団体って、二人しかいないんですけど。むぅ。まだ時間が早いからか人はほとんどいない。6時50分に「まもなく早朝無料入園時間が終わります。無料入園の方は退出願います」と言うアナウンスが流れたが、そんなこと知ったこっちゃない。コブタと彼、写真を撮りまくる。しばらくとことこ小雨が降る中歩いていると、お茶と和菓子を出している時雨亭というところに来た。ちょうど雨戸を開けてるところだったので入ってみようかと思ったのだが、彼が「開店直後は部屋の装飾品の準備をしながら接客するからやめた方がいい」というので、今日はやめにした。9時頃に兼六園を出て、これからどうするかということになり、お腹が空いていたのだが混まないうちに21世紀美術館に行くことに決定。美術館は入口は開いていたのだが、入場券は9時30分から発売ということで待っている人が何人もいた。あちきたちは券を買って10時の入場時間まで待つことに。展示されているイベントは二つあったのだが、プールの写真が撮りたいために一人1600円の入場料は痛かった。10時になって有料ゾーンの入口に行ったらけっこう人が来ていた。入口でカメラは袋の中に入れてくださいと言われた彼は、プールの写真も撮れないのかと勘違いし、急に機嫌が悪くなってコブタしょんぼり。あとから、プールの写真は撮って良いけど、美術品の撮影はダメという事が分かり機嫌が直る。プールの底に入り写真を撮っていると、それまでカメラを袋に入れたまま壁にもたれて目を閉じていた彼がおもむろに動き出して一枚だけ撮った写真を見てコブタびっくり。こんなに人がたくさんいるのに、カップル二人がいい感じで写っている写真が。「一撃必撮」と彼は得意げ。その後、お腹がすいたので金沢名物ハントンライスで有名なグリルオーツカへ行くと、ガムテープで補修された看板が目に入った。想像していた感じとはだいぶ違ったけど、行列が出来ていて、人気があることが判明。あちきはエビハントンライス。彼はBランチ(エビフライ、ライス、スープ)。店内は洋食屋さんというか食堂のような雰囲気。古くさい、レトロなフォークとスプーンに銀の皿で運ばれて来た、大盛りハントンライス、ほんとに大盛りでびっくり。もちろん彼に半分食べてもらった。それにしてもうまいぞ、ハントンライス。ご飯を食べた後は今回の金沢旅行のメインイベント、純喫茶ローレンスへ。ここは五木寛之全くの無名の頃に毎日通っていたという喫茶店で、五木寛之ファンの間では有名らしいが、コブタはもちろんそんな事はは知らない。店は三階にあって暗い階段を上っていくのだが、何というか、空気が違うというか、異次元への階段のようで怖い。よく言えばものすごく雰囲気があり、悪く言えば何かが出てきそうな感じ。ものすごく敷居が高くて入りにくい。意を決して異世界への扉を開けて中に入る。中には髪の長い、年齢の割にはスタイルのすごくいい女の人が一人いたが、「いらっしゃいませ」でもなく、あまり歓迎されている様子がない。それどころか、「ここは喫茶店ですけどよろしいですか」と言われ、コブタびびる。彼は平然としていて、「はい、こちらこそ、今大丈夫ですか?」と答える。女主人は事務的に「五木寛之が座っていた席は奥の壁際ではなくフェンスぎわです」と言っていたが、写真を撮りに来たのが目的のあちき達は明るい方がいいので、五木寛之とは全然関係ない窓際の明るいところに決めた。彼は「すみません。せっかくですが明るいところの方がいいので窓際に座っても良いですか?」と言った瞬間、女主人が突然警戒心を解いたように表情が軟らかくなりあちきたちに接してきた。「ごめんなさいね、もちろんどこにすわってもいいんですよ」と。女主人の話を聞いてよく分かった。金沢21世紀美術館ができた頃からガイドブックなどに載るようになって、変な人がたくさん来るようになったらしく、それで警戒していたようだ。変な人とは、いきなり入ってきて他のお客さんの迷惑も考えずに写真だけ撮って帰っていく人。「見に来ただけで何も飲みたくないから」と言って水だけ飲んでトイレを借りて帰っていく人(もちろんお金は払わない)とか、注文はするが時間がないと言って写真だけ好き勝手に撮って帰っていく人とか、非常識な振る舞いをする人が多くて困っているそうだ。あちきたちが店に入る10分ぐらい前にもそんな人が来たそうだ。この店は勝手にガイドブックやブログで取り上げられて有名になったけど、迷惑してるんだろうなあ。って、、、あちき達も同じようなもんだけど。でも、喫茶店に来て注文もしないで、他のお客さんに迷惑になるような写真の撮り方なんかしない。「来た証拠に写真を撮らないとならない」と自分勝手な理屈で他の客に迷惑かける撮り方する人が多いみたいだけど、ブログのネタにするために来るんだろうなあ。女主人は「ここは喫茶店だからゆっくりと楽しんでいってほしい」と言っていた。写真のことを言われたのであちき達は撮りづらくなり、しばし大人しく様子を伺う。でも、さっきから女主人が他の客そっちのけで彼と話をしている。どうやら彼は女主人にものすごく気に入られたようで、さっき言われたようなグチやら色々なことを彼に話している。彼は優しいし、話を聞くのが上手だ。おかげで、あちきも少し写真が撮れた。それで結局2時間近くローレンスにいたのだけれど、会計の時にあそこにあるものどれでも100円で良いわよと言ってくれたので、カボチャの置物を100円で買ってきた。彼が言うには、「他のお客がいるから一応100円取ったけど、本当はそれプレゼントしたかったんだよ」とのこと。入口に飾ってあった「小泉純一郎のオブジェ」(もちろん女主人が作ったもの)が良かった。ローレンスを出て階段を下りて外の明るい道に出ると、なんというか、夢から現実に戻されたというか、何とも言えない不思議な感覚がした。あそこはいったい何だったのだろう?ローレンスを出て、横断歩道で信号待ちをしていた時のこと。突然、べちょっと空から何かがコブタの左腕に落ちた。緑色の冷たいもの。。うぎゃー!!!鳥の糞だ!!コブタ一匹で大騒ぎ。だけど彼は平然と「ほら、信号渡ったら拭いてあげるから」とスタスタ歩いていってしまう。おい、今、今!!今拭けよー!!とコブタうなる。これはもしやローレンスの呪いか?!(以後、ローレンスの呪い続く)帰りに金沢クラフト広坂で草履の形のソーイングセットがほしかったのだけれど、中身がプラスチックの箱だったので買うのをやめて、別のソーイングセットを買った。彼も会社の人にペーパーナイフを買っていたので、あちきもおねだりして買ってもらった。夕方、ホテルに着いてゆっくりする間もなく西茶屋街へ。西茶屋街は思っていたよりもずっと狭く小さく、びっくり。おみやげ屋さんもない。これは暗くなってから夜景で撮るしかないと思ってベンチに座っていると雨が降ってきた。なかなかやみそうにないので軒下に避難すると、どんどん降ってきてしまった。これはマズイと思った彼は携帯でコンビニを検索して傘を買いに行った。ところが、彼が戻ってきた頃にちょうど雨が上がってしまい意味無しに。もしや、これもローレンスの呪い?夕飯はまたまたケータイで検索した近くのスーパーへ買い出しに。ホテルに到着後、なんとここでもローレンスの呪いが。ここのホテルは部屋にももちろんユニットバスはあるのだが、同じ建物内に銭湯があって、宿泊客は無料で利用出来るようになっている。彼の話だと、番台でルームキーを渡すとボディイシャンプーとリンスインシャンプーのセットを貸し出してくれるそうなのだが、コブタの時には忘れられてしまったらしく、風呂場で何もないことに気づく。焦ったコブタ、仕方がないので、隣の人がお湯に浸かっている間に石けんを拝借、頭はお湯で濡らしただけ。隣の洗い場の人が戻ってからちょっと変な顔をしていたけど、すいまへんねぇ。頭は部屋に戻って洗った。金沢旅行初日は、昨日の夜から始まっているので長い一日だった。

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